ハイサイ、店主ミジガーミーです。
水鉢をご購入されるお客様に1番多い質問が
『水漏れしないですか?』 です。
それは、
ご安心ください。
当店では水を溜めるための器(以下、水鉢と呼称)に関しては、あらかじめ水漏れの有無をチェックしております。
当店が取り扱っている輸入陶器鉢は、粘土による鉢の成形から薪窯での焼成、窯出しまで全ての工程を手作業で行われていますが、薪による焼成な場合、窯内の温度や位置等様々な要因によりそれぞれの器には多少の
焼きヒビ、色具合や形の違いが見られます。
水漏れの主な要因は
焼きヒビ箇所からの漏れですが、仮にそこが針の大きさの穴であっても水がにじみ出てくるものですから、全く水漏れもなく完品なものの方が少ないと言えます。
多少なりとも水漏れ防ぐために、全ての水鉢の内側には釉薬を施してあるのですが、それでも完全に漏れを防ぐことはできませんので、当店では
入荷時に全ての水鉢は検品と補修を行い販売しております。
このようにずらっと並べて水漏れチェック
焼きヒビ箇所から水がにじみ出ている。中には数時間後、水がにじみ出てくるものも...
1. まず水を溜めて最低1日は放置した水鉢に、水漏れや水がにじみ出る箇所が見つかったら、テープでその箇所に印を付けます。
2. そして溜めた水をこれからチェックする他の水鉢にポンプで移し替えます。
3. テープで印付けした箇所を補修するには、水鉢内部が完全に乾いた状態でないと補修できませんので水を移し替えた後、約一日置きます。
4. そして水鉢の内側より水漏れ箇所を補修します。
5. さらに補修後、補修箇所を約一日乾かし、再度水を溜めて水漏れの有無をチェックします。
購入後に
水漏れなんてお客様をガッカリさせることはできませんので、全行程3、4日の手間のかかる作業ですが当店では商品入荷後はこの作業を必ず行っております。
また、補修した水鉢は使っているうちに漏れたりしないかご心配の方もいっらしゃるかと思いますが、購入後、
漏れていたというお客様からの報告はほとんどありません。(過去に2事例ほど)
現在、上記の補修方法で補修した水鉢を、スイレン鉢として当店で開業以来(15年)何ら水漏れもなく使用しております。
◆おまけ ~スイレンの栽培について~◆
4月頃、スイレンを植え込んだ容器とグッピーやタニシを少し水深のある大きめの水鉢に入れる。
だんだん葉も繁り6月頃にはスイレンが咲き始める。それと同時にグッピーたちも繁殖してどんどん増えていく。
澄んだ水は最初は地下水を入れてあとは雨水、水が減ると地下水で補充。
太陽は午前から昼過ぎにかけて良く当たる場所だとスイレンの葉は元気が良い。
水やりの管理はないが日々水面を眺めながら朽ちたスイレンの葉や花そして繁殖しすぎた藻を取ってやる。
人工的ではあるが生き物たちの生息環境がだんだんと整ってくる。
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